入門モデルのフルート。管楽器の中では音も比較的小さく、ご家庭で演奏しやすいことからフルートはピアノの次に売れるくらいの人気商品です。
フルートを演奏する姿はより女性らしい構えになることから憧れている方も多いです。柔らかな音色が心地よく響く事でしょう。
ヤマハであれば5万以下で買えることはまず難しいでしょうから、低価格帯の製品についてはある程度割り切った考えで手にされる必要もあると思います。
フルートは管楽器の中でも状態変化が比較的大きい楽器です。それは安いものも高いものも同じであり、保証書云々よりも定期的な調整を必要とする楽器と言われます。
それを通販で買うと状態が悪いなど一方的に思っている方がおられるかもしれませんが、通販で買おうが店舗で買おうが正しい技術を持ったスタッフがしっかり調整をしていなと意味がなく、また滞留している在庫を手にした時点で状態変化が既に起こっているというわけです。
楽器はメーカーから店に納品された時点で100%の状態できたとして、それを1週間、2週間と店で保管しているうちに状態が変化していき80%の状態になってしまったとします。そうするとピッチが悪くなったり、音が出しにくくなったり、キイの動きが悪くなったりという症状がでてくることがあります。
この状態変化をできる限り100%の状態に近い状態に戻すのが「楽器の調整をする」ということにあたります。
当然このTF-40Nが調整してヤマハの楽器に変わるわけではありません。しかしながら安い楽器ほど、個体差も大きくその楽器の調整の振り幅が大きく、技術者に言わせれば低価格帯の楽器ほど調整にかなりの時間を要するのです。
TF-40Nはメッキがニッケルで、またEメカニズムがついておりませんのでかなり安い価格で販売が可能です。
ニッケルメッキはフルートで一般的な銀メッキよりも白っぽさがないメッキであり、銀メッキの方がアレルギーには少し安心だと言われています。
またこのマックストーンというブランドとゼフというブランドは国内では同じメーカーでのお取り扱いとなり、先にマックストーンが発売されていました。
でももう少し安くで販売をしたいというメーカーの思いからさらに安いゼフというブランドが後に販売されています。ただ、品質でいえばマックストーンの方が少し上にあります
このあたりの低価格帯の楽器は大手専門店にいくと置いていなかったり、修理を断られたりすることもあるかもしれません。
理由は色々あると思いますが、例えば、楽器の精度がそのお店さんの考える品質を上回っていない、調整にかかる時間と金額が割に合わない、楽器のレベルが下すぎて技術者が困惑する、低価格帯の楽器の扱いを控えている、などです。
弊社ではゼフ、マックストーン、ケルントナー、Jマイケルあたりの低価格帯の楽器も丁寧に調整をし、またアフターもできる限りフォローしておりますのでご安心してお求めいただけます。
但し、楽器の品質はその楽器相応となり、ヤマハなど一般的な楽器を使用されているご経験者様が使える楽器かどうかは人それぞれ感じ方が違うと思いますのでご注意をお願いします。
▼調整について▼
管楽器はしっかりと調整されていないと音程感が悪かったり音がならしにくいことがあります。1箇所に手を入れると全体のバランスが崩れるのですが、高い楽器は調整の幅が広く、崩れたバランスを立て直すため他の箇所へも十分に手を入れることができます。保管期間によっても楽器の状態は変化しますので弊社では無駄な作り置きはしておりません。ほとんどの場合が出荷日もしくは前日に調整を施していますが100%全ての管楽器を調整をして出荷はできておりません。管楽器専門ではなく技術スタッフも限られています。納期のご希望など色々な条件によってできる限りのご対応に努めておりますので「調整必須」などのご希望がございましたらお気軽にご相談下さいませ。
▼きちんと音程が取れるということ▼
音程にシビアでなければ気づかないかもしれませんが、管楽器はいつでも同じ音程で音が鳴るとは限りません。気候や口の形、吹き方に大きく影響されます。吹奏楽では大勢で綺麗なハーモニーを奏でるため日々正しい音程で音が出るよう特訓しています。チューナーを見ながら音を出し狙った音程になるように楽器と吹き方で調整します。当然ヤマハや高い楽器だから常に正しい音程がでるということでもありませんが、全音域で均一な吹奏感と音程が出せるところを目指して製造している楽器と、とりあえず安くをモットーに製造されている楽器では目指すところも異なりますので、高価格帯はより安定しているという結果が生まれるのだと思います。精度の悪い楽器を手にした場合、演奏云々よりもピッチの安定に技量を使い「良い演奏」に集中できないということがあるかもしれません。
▼奏者が意図する音楽表現ができる楽器▼
良いとされる楽器は音質と音量の幅が大きいこと。奏者の意図する表現がその楽器でできるかどうか。クオリティはともかくこちらのモデルをはじめ低価格帯の楽器は初心者が吹きやすいことが重視されています。入れた息が音になりやすいといった感じでしょうか。しかし上級者にとって、これだけでは求める音質と音量は得られません。例えばとても小さな音を吹いた場合、ただ吹きやすい楽器では柔らかな小さな音のコントロールが難しいため段々と小さくすることができず、音がプツっと切れてしまったりします。また逆に大きい音を出すために息を沢山入れれば、楽器のキャパを越えてしまい綺麗な音色がでなかったりします。肺活量がコントロールできる上級者にとってはその息づかいがちゃんと表現できる精度の楽器が必要になります。入れた息をを跳ね返す力を抵抗といい、上級者にとっては適度な抵抗感は大事なポイントです。高い楽器だから誰が吹いても良い音がでるわけではなく、良い音が鳴らせる可能性があるのです。
Eメカニズムとは...フルートの構造上、出しづらい音があります。特に難しいとされるのが「ミ」の音。一般的にEメカ付きのフルートの 方がお値段が高く、第3オクターブの「ミ」(E音)を出しやすくするためのキイシステムをEメカニズムと言います。「練習すれば解決するだろう...」と 思うかもしれませんが、古典派やロマン派、現代曲の技術的に高度な楽曲音にも多用されていますので、スムーズな演奏には有効なシステムといえます。フラン スでは一部のプロ演奏家以外にはあまり使われていませんが、ドイツ、日本ではごく一般的な機能として認識されています。
■キクタニミュージック 楽器 管楽器 木管楽器
■調子:C管
■仕上げ:ニッケルメッキ仕上げ
※Eメカニズムはついていません。細かい仕様/付属品が異なる場合あり。プレゼント包装はできません。
■フルート 楽器 本体
■セミハードケース(ショルダーストラップ付き)
■保証書
■グリス
■クロス
■クリーニングロッド...ガーゼを巻いて使用します。演奏後に管内の水分を取るためのお手入れ用品、お掃除棒。
■ガーゼ...クリーニングロッドに巻き付けて使用します。
■クリーニングペーパー...演奏後にタンポについた水分を取るために使用するお手入れ用品。
■キイオイル...定期的にキイに注油することで良好なキイの動きを保ちます。
■パウダーペーパー...タンポについた水分を取った後に使用することでベタ付きを防ぎます.
■クロマチックチューナー...正しいピッチはチューナーで確認をし練習を。
公益財団法人日本交通公社で行なっている観光調査・研究の一部をご紹介します。
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株式会社日本政策投資銀行(DBJ)と公益財団法人日本交通公社(JTBF)が、アジア・欧米豪12地域の海外旅行経験者を対象に行っているインバウンド市場調査の結果を、インフォグラフィックを多用して分かりやすくご紹介します。